開催趣旨

 紀元195年に秦の始皇帝の子孫 秦氏の祖先であると言う、功満王が日本に養蚕と絹織物の技術を伝えたと「三代実録」に書かれております。その時から、営々として続けてきた日本の養蚕、絹業が 今、絶滅の危機に瀕しています。

 

「蚕糸業法」の廃止と「蚕糸絹業提携システム」の導入以降、生糸生産量は激減しました。「生糸一元化輸入制度」が廃止され、「関税自主割制度」が追い打ちをかけるなど、国の懸命な施策にもかかわらず 生糸業界は大混乱に陥っています。

 

生糸の主なユーザーである和装業界では、深刻な不況で減産が継続中であります。

お茶、お花、能、狂言、神道、仏教、宮内庁の行事あらゆる日本の伝統的な文化は絹織物なしには語れません。その絹業をみすみす滅亡に追いやれません。

 

絹に限らず、あらゆる繊維産業が中国をはじめとしたアジア諸国へ移転してきております。

 

今や先の見えない状況のため、若手経営者でさえも諦めの境地、守りの姿勢に入るものが多数派となってしまっています。


しかし、まだまだやれることはあります。絹業に限らず日本の繊維産業再活性化のために、やらなければならないことは数多く残されています。

 

生産技術の裏付けのないところに文化は栄えません。日本が消費、販売だけの繊維産業になったのでは存在意味がありません。

 

 現在の危機的な状況を打破するために「京都原糸商協同組合」では、「京都工芸繊維大学」「京都工芸繊維大学繊維学部衣笠同窓会」と共同で『次世代型繊維への挑戦』をテーマに今後継続的に講演会を開催する事にしました。

 

 これからの日本の絹業、生糸産業のみならず、繊維産業のあるべき姿、これら産業を支える最先端技術について、繊維研究の第一人者による講演会を開き、その後、参加者、講演者を交えた 自由な意見交換&名刺交換会の場を設けて日本の繊維産業のあるべき姿を議論していきます。

 

この「京糸教室」を契機に日本繊維産業の再興、さらには 繊維の新たな時代を開く一助になれば幸いであります。

第三回講演会 終了の御礼

第三回講演会に多数のご来場を頂き、誠にありがとうございました。

次回予定決定次第、随時ご案内させていただきます。

引き続き「京糸教室」を宜しくお願い申し上げます。


第三回講演会の詳細はこちらのページをご覧ください。